“心あがる”熊本のおすすめスポットをご紹介♪
紅葉真っ盛りで、
熊本カラーの「赤」が見ごろに♪。
冬支度を始める前の秋の熊本へ!
赤・黄…木の葉の彩りを愛でる 熊本の紅葉は、例年、11月中旬以降に見頃を迎える。おすすめは、黒川温泉郷や渓谷美が風情を添える五家荘、菊池渓谷(写真)、下城の大イチョウなど、赤、黄、オレンジ、緑…さまざまな自然の色彩が楽しめる。
熊本めしで身も心もポッカポカ 涼しくなったこの季節も食は大事な旅の醍醐味の一つ。だご汁(写真)や高菜飯、田楽など、体が温まる名物から秋に旬を迎えるものまで多数。「天草伊勢えび祭り」など、イベントや体験とともに熊本めしを楽しむのもおすすめ。
イベント参加で地域の文化を知る 地域のイベントに参加するという目的もLCCの旅ならでは。10〜11月には、ここ熊本の代表的な祭事でユネスコ無形文化遺産にも登録されている「八代妙見祭」(写真)が行われる。「玉名大俵まつり」も開催されるのでチェックしよう。
熊本に降り立ったら、まずは中心地・熊本市内へ。加藤清正公が築城した熊本城も見たいけど…。
まずは、おなかが減ったので、熊本名物をいろいろと味わってから!
急ピッチで修復が進む
熊本のシンボル的存在
日本三名城の一つといわれる熊本のシンボル的存在。武将・加藤清正が1601年から約7年の歳月をかけて築城した。2016年4月の熊本地震で被災したものの、急ピッチで修復が進められている。現在、本丸には入れないが、二の丸広場や加藤神社、市内から天守閣や櫓等を見上げることができる。写真は、市電の通町筋電停付近からの熊本城。
熊本名物グルメであがる。
濃度 &粘度共に熊本最強
超濃厚な熊本ラーメン
何といってもこの背脂がインパクト大な“熊本最強”のラーメン店。見た目は強烈だが食べやすく、女性を含め来店者の8割がこの「とんこつ黒こってり」(690円)を注文するとか。スープが冷めにくい器など心配りもうれしい。
太平燕発祥の店で
伝統の味を楽しむ
熊本名物「太平燕」発祥の店といわれる老舗店。鶏ガラととんこつのコクのあるスープをベースに、同店の特徴である緑豆春雨、素揚げした卵(虎皮蛋<フーピータン>)を使う。「太平燕」(860円)のほか、年4回、季節に合わせた味も提供。
熊本県内でも屈指の人気エリア・阿蘇は、緑が美しいシーズン。そんな阿蘇へのドライブ中に立ち寄れるスポットには、
たくさんのオシャレな店たちと“ネコ”がいた。
落ちない石が落ちたら
ネコのシルエットが出現
南阿蘇のパワースポットとして人気。何万年もの間、穴の上部に巨石が宙に浮き、不思議な風景だったが、その石が熊本地震で落下。その後、この写真のように、ネコのシルエットが出現した。私有地を通るので必ずガイドの人に案内してもらおう。中学生以上2,000円(3日前までに要予約)。
コーヒーガールが淹れる
至福の一杯と絶景を堪能
2017年4月にオープンした、JR豊肥本線の宮地駅構内にあるコーヒー店。神戸の萩原珈琲から豆を仕入れ、ハンドドリップで提供している。モカテイストの「エレファントコーヒー」(380円)のほか水出しコーヒーなども。
女学校跡地にオシャレ空間が出現! 明治時代に創設され廃校になった女学校跡地にさまざまな業態の店舗が集まり、現在は若い人たちが訪れるオシャレな空間に。「かんざらしの店 結」オーナー・木下英夫さんの「湧き水の多いこの地を守りたい」という強い思いが、今なおかつての面影を残す唯一無二の空間づくりに結実している。
地元の食材を使った料理を提供する。「お野菜のスペシャルプレート」(1944円)が人気。オーナー・山田眞由美さんセレクトのフランス雑貨が並ぶ店内もかわいい。
島原発祥のデザート「かんざらし」を扱う。黒みつと白みつで各500円。「ぜんざい」(600円)、海外観光客に人気の「そうめん流し」(700円)も。「古美術 古和」も併設。
2016年11月オープンのコーヒー豆焙煎・販売所。エチオピア、ブラジルなどの豆を中深煎り、深煎りに。菊池昭一所長の手で丁寧に焙煎された豆は店内で試飲もできる。
創業4年目を迎えたステンドグラス、アンティーク家具の店。ステンドグラス作家でもあるオーナー・富澤礼司さんは、各家庭向けにオーダー販売も行っている。
市原辰昭さん、史恵さんオーナー夫妻によるキタカゼパンチの作品を展示販売。木彫り人形やハンコ、イラスト、Tシャツなど2人の作品はかわいい物ばかり。お土産にも。
参道と両脇の緑が美しい
写真映えするパワースポット
両側に100基近くの灯篭が並ぶ階段状の参道が特徴的な神社。神殿後方には縦横10m以上の大風穴「穿戸岩(うげといわ)」があり、その昔、阿蘇山の神様・健磐竜命(たけいわたつのみこと)の従者・鬼八法師(きはちぼうし)が蹴破ったといわれる。また、穿戸岩は大きな風穴が貫いていることから、どんなに困難な目標でも必ず達成できる象徴としてのご利益が期待されている。
阿蘇の牛グルメであがる。
1日平均300食!
阿蘇名物のあか牛丼
阿蘇の名物・あか牛を提供する行列店。1日平均で300食を販売する「あか牛丼」(1680円)は、ミディアムレアに炙られた肉にしょう油ベースの甘めのタレが絡んで絶妙な味に。ワサビと温泉卵が付くので、味の変化を楽しもう。
脂身少なく柔らかい
絶品旭志牛に舌鼓
黒毛和牛とホルスタインを掛け合わせた、旭志牛メニューを提供する。特徴は、肉質が柔らかく、脂身が少ないのでサラッと食べられる点。オススメは「上ロース重セット」(1980円)。売店では旭志牛を使ったメンチカツ(150円)なども。
天草は長崎・島原にほど近く、食文化や街並みもどこか熊本の他のエリアとは違う趣を今に伝える。
世界文化遺産に登録された﨑津集落のある天草へ向かおう。
世界委細登録された集落に立つ
たたずまいが美しい海の天主堂
7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録された﨑津集落にある教会。ゴシック様式で、窓を彩るシンプルなステンドグラスから注ぎ込む光が内部の柔らかい雰囲気を演出する。海に面していて、遠方や高い場所から望む教会も絵になる。写真は「﨑津」バス停付近から。
天草松島を望む
ニューリゾート施設
2015年に誕生した天草のリゾート施設。行列のできる「塩パン(プレーン)」(140円、写真下)と「塩パン(キャラメル)」(172円、同上)を入手して、天草松島を眺めながらゆっくりしよう。レストランやカフェ、土産品店も併設。
すご腕店主の一杯は
知る人ぞ知る極上味!
ホテルで料理経験を積んだ店主・野口孝文さんが作る、地鶏・天草大王を使った「ちゃんぽん」(650円)。使用する水さえも全国行脚して決めたほど素材にこだわる。このために天草に来る価値のある、後悔させない一杯。
阿蘇、天草エリア以外にも、熊本にはいい場所、おいしいものがいっぱい。
モリモリ食べて、キラキラした写真を撮って、旅のワクワクを集めよう。
創業は江戸天保年間!
麹造りを継承する老舗
江戸時代から石室(いしむろ)や室蓋(むろぶた)などを使い、代々の製法を守る麹造りの老舗。建物も当時のもので、間口を狭くし奥へ長い“うなぎの寝床”が当時の生活の様子を色濃く残す。甘酒(430円)や麹商品(各540円)が人気。
おいしい笑顔を生む
夫婦が作る人情餃子!
皮から手作りをする人吉餃子の人気店。季節に合わせて、焼き時間や水分量などを変えている。店主の岩井賢一さんはこの感覚を身に付けるのに8年も要したという。モリモリいけるので、2人だと4人前以上がオススメ!
かわい過ぎるレアチーズケーキ!? 店主・松本淳一さんが2001年に開いた洋菓子店。人気メニューは、店名のスノーマンをかたどった「ゆきだるまさんのレアチーズ」(300円)。写真映えするスイーツとして、今も人気を博している。
マイナスイオンに包まれる絶景滝 CMのロケ地として人気が出た幅20m、高さ10mの滝。カーテンのように幅広く落ちる水に光が差し込む様子は美しく、かつ神秘的な雰囲気を醸し出す。侵食により今も少しずつ形を変えている。
旬の食と風景を楽しめる観光列車 熊本駅から人吉駅の間を走る特急列車。深い山々に囲まれた人吉盆地や日本三急流の一つ・球磨川(くまがわ)沿いを走る。所要時間は約1時間30分。駅弁を味わいながら車窓の絶景を楽しもう。
【運行情報】熊本~人吉間1日3往復。熊本駅始発は7:39、人吉駅発最終は17:24。車内は飲食ができるカウンターやテーブル席、土産品や軽食を販売するサービスコーナーも。チケットのネット予約も可能
※エコノミークラス「Starter」片道運賃。支払手数料、空港使用料等が別途必要です。受託手荷物の料金は含まれません。
販売座席数には限りがございます(上記運賃が適用されない日、フライトがございます)。諸条件が適用されます。
熊本地震からの復興が進む中、子どもたちには今までにない体験を通して、新しい学びを得てほしいという願いから、「くまもと応援 親子ツアー」を実施。
掲載情報は2019年2月20日現在のものです。 取材・文=「ジェットスターマガジン」編集部/写真=camenokostudio/写真協力=みなみあそ村観光協会、小国町役場、九州旅客鉄道株式会社