大自然の神秘を撮って、学んで…黒島&硫黄島へ大人のしま旅

「旅する無人島開拓者」として無人島体験の魅力を発信しているTessiさんと、薩摩半島南端の長崎鼻から南南西約40~50km、三島村の硫黄島&黒島へ。

ジェットスターアンバサダーTessiさん
https://www.instagram.com/lifeplayintessi

ジェットスターを利用すれば、鹿児島までは東京(成田)から片道5,260円~*と超お値打ちだから、憧れのしま旅だって気軽に行けます。
文字通りしまの達人と一緒に、自然あふれるしま旅を満喫してきました。

*エコノミークラス「Starter」片道運賃。支払手数料、空港使用料等が別途必要です。受託手荷物の料金は含まれません。運賃は空席状況により変動します。諸条件が適用されます。
*路線によって、販売対象となる搭乗期間・フライトが一部のみの場合があります。表示路線には運休中の路線を含みます。

二日目

■黒島北端の岬から日の出を望む映えスポット

日の出を望む絶好のポイント北端の岬。
「赤鼻」という名前の通り、火山性の赤い地層が所々に顔を覗かせています。

海岸線の景勝地で望むサンライズは圧巻!
ここから東の方角を眺めると、天気が良いと硫黄島の姿が見えることも。
黒島へ遊びに来たら、早起きしてぜひ足を運んでください。

■黒島の片泊港からしまはしごで硫黄島へ

黒島の西側の港・片泊港から再び「フェリーみしま」に乗船。
硫黄島へ約100分の船旅です。
映画「硫黄島の手紙」で有名な硫黄島(いおうとう)ではなく(東京都小笠原方面の島で一般上陸は禁止です)、目指すは、褐色の海の火山島・硫黄島です。

向かって右が標高約703mの硫黄岳。
山肌からは白煙が上り、活火山の持つパワーを上陸前から感じさせます。

■映画かマンガ?この世とは思えない褐色の港

硫黄島で最も印象的な風景のひとつ。
平安時代に“鬼界ヶ島”と呼ばれていたこともうなずける、褐色の港が近づいてきます。

硫黄岳に降った雨が地下を通り、溶岩の鉄分を含んで湧き出す温泉水の鉄分により、海が褐色に染められています。
褐色の海が見られる港なんて硫黄島以外にありません。
潮の満ち引きや風などの気象条件により、描き出す模様は刻々と変わるそうで、まさに地球が生きていることを実感できる、ここでしか出合えない光景です。

■火口の縁からの景色!?噴火により形成された断崖

7,300年前にカルデラ噴火が起こり形成された、硫黄島を縦断する断崖。
島を象徴する硫黄岳よりも、はるかに巨大な火山の火口が実は目の前に広がっているという…自然の凄さをどこまでも感じさせる硫黄島です!

■長浜湾や集落を一望する複数の展望台で記念撮影

「希望の鐘」の展望台。恋人岬につながる岬橋の手前にあり、長浜湾やしまの集落を一望!

インスタ映えする赤い岬橋。奥につながる海と空、そのコントラストにうっとり!

島の南西部にある「恋人岬」から望む雄大な自然の景色。
晴れた日には遠く屋久島や口永良部島、種子島の島影を望むこともできます。

■雄大な景色と、心に響く“しあわせのかね”を

恋人岬公園にある「しあわせのかね」。
寄り添うように並ぶ稲村岳と硫黄岳のように幸せになれますように、という雄大な自然とのギャップが何とも可愛くて…。

しあわせのかね
http://mishimamura.com/

■澄み切った海と、断崖の地層の「大浦港」

島の西端にある大浦港。
長浜湾とは異なり、しまで唯一透き通った海水が見られる天然の港で、シュノーケリングなど海遊びに絶好のスポット。

港を取り囲む高さ 70 m にもおよぶ、大きくうねった断崖の地層は、7,300年前に日本中に甚大な被害を与えた大噴火の痕跡です。

■しま流れにあった悲劇の僧侶・俊寛の御祈神社

平安後期に平家討伐の陰謀から島流れとなり、他の2名は許されて硫黄島を離れるも、ひとり取り残されて生涯を閉じた悲劇の僧侶・俊寛。
住民がその死を哀れみ、居住地跡に建立した御祈神社がこちらの「俊寛堂」です。

「俊寛堂」へと続く苔の道。
頭上まで琉球竹の竹林に覆われて、差し込む光も心地良くて、ゆっくりと歩いているだけで癒やされます。

■活火山のエネルギーあふれる展望スポット「平家城跡」

壇ノ裏の戦いに敗れた平家が、追手の源氏を監視するために建てた城の跡と伝えられている「平家城跡」。
しま最北端の高台にあり、現在は展望台として人気スポットのひとつとなっています。

硫黄島を象徴する景色が広がります。
硫黄岳の山頂や山腹には多数の噴気孔があり、多くの硫黄が見られる、ここに立つと自然の力強さを改めて実感できるでしょう。

■唯一無二の絶景露天!友達に自慢したい秘湯「東温泉」

硫黄岳を背景に、白波打ち寄せる岩場に湧き出した秘湯中の秘湯。
名称通り集落の東の海岸沿いにあり、他にはない絶景の露天風呂で、全国の温泉ファン垂涎の地です。

泉質は硫黄ミョウバン泉で、独特の刺激があるかなりの強酸性。
皮膚病などに効能のある温泉です。
山に近いほど湯温は高く、近くには石組みの目隠しスペースがあり、脱衣所として利用できます。

■圧巻の竹林に囲まれた迷路のような小径

その名の通り竹林に覆われた竹島ほどではありませんが、硫黄島にも雰囲気の良い竹林の小径がありました。

■「黒木御所跡」で仮面の神「メンドン」と対面

壇ノ浦の戦いで敗れて入水したのではなく、硫黄島へたどり着いたと言われる安徳天皇の住居があった場所で、島の貴重な史料が展示されています。
旧暦8月1日と2日に行われる「八朔太鼓踊り」に登場する仮面を被った神「メンドン」も。
国指定重要無形民俗文化財。

黒木御所跡
http://mishimamura.com/

■しまで出会った癒やし系フレンチブルドッグ

「民宿ほんだ」先代の奥様と愛犬のフレンチブルドッグのこてつ(1歳・牡)。
心地良い日差しに誘われて、元気いっぱいに散歩していました。

こてつのアップ。
硫黄島でフレンチブルドッグと出会えるとは想像していなかったから、かなりのサプライズ。
愛嬌ありすぎ、可愛すぎ!

■開発センターの温泉で旅の疲れをリフレッシュ

西基道温泉「三島開発総合センター」。
大自然の露天風呂ももちろん良いけれど、こちらは集落にあり、旅の疲れを気軽にリフレッシュできる浴場です。
しまの温泉で唯一の単純温泉で、刺激が少なく優しい肌触り。
火曜・木曜・土曜の14時~19時30分に島外の方は100円、島民は無料で利用できます。

三島開発総合センター
http://mishimamura.com/

■歴史ある、しま最初の民宿は穏やかで過ごしやすい!

フェリー乗り場から歩いてすぐ。
70年ほどの歴史を誇る、三島村で最初にできた宿泊施設です。

ディナーでは、しまの食材をたっぷり生かした創作料理をいただけます。
山菜と魚をメインに、旬の食材をふんだんに使用。
島で獲れる一番高価な魚のスジアラや島らっきょう、タケノコなど自然の恵みあふれる味わいをぜひ。
ランチは名物の三島椿うどんや、昔ながらのカレーライスなど。

現代表の折田大補さんとお母さん、笑顔の素敵な穏やかなふたりと記念撮影。
チェックアウトはフェリー出発の時間頃までに済ませればOKだから、ゆったりと過ごせます。

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