ジェットスターが承認する補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)および訓練中の補助犬候補犬に限り、ジェットスターの機内に搭乗することが許可されています。
すべての搭乗者に適用されるジェットスターの運送約款とあわせて、本利用条件は、補助犬と訓練中の補助犬候補犬に適用される特定の運送約款を以下のとおり定めます。
「同伴のトレーナー」とは、訓練中の補助犬候補犬が旅行する際に、その管理を行うトレーナーを指します。
「認定訓練機関」とは、以下を指します。
- Assistance Dogs International(ADI)の正会員である機関またはトレーナー
- クイーンズランド州のGuide, Hearing and Assistance Dogs Act 2009 (Queensland Act.)によって承認された機関またはトレーナー
「ユーザー」とは、身体に障がいがあり、その障がいの影響を軽減するために補助犬を同伴する搭乗者を指します。
「ジェットスター」とは、次を指します。Jetstar Airways Pty Ltd, ABN: 33 069 720 243. Jetstar Asia Airways Pte Ltd, BRN: 200403570D. Jetstar Regional Services Pte Ltd, BRN: 201229688K. Singaporean Travel Agent License No. 02495. Jetstar Japan Co., Ltd. Jetstar Holidays K.K. Commissioner of Japan Tourism Agency Registered Travel Agency No. 1829. Mail-order business report number: No. 2019-Seoul Jung-gu-2057
「補助犬」とは、身体に障がいがある人を補助し、その障がいの影響を軽減するための訓練を受けた、訓練済みの犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)を指します。アンバサダードッグ、セラピードッグ、エモーショナルサポートドッグ、コンフォートドッグ、ファシリティドッグは、障がいの影響を軽減するためのタスクを実行できる適切な訓練を受けていないため、補助犬とはみなされません。
「訓練中の補助犬候補犬」とは、補助犬になるための訓練を受けている犬を指します。
以下を満たした場合に「訓練中」から「訓練済み」と認められます。
a) ユーザーに引き渡される。
b) 犬が適切なレベルの訓練を受け、パブリックアクセステストに合格していることを示す身分証明書が、認定機関からユーザーに発行される。
「航空券」とは、ジェットスター、またはジェットスター認定旅行会社がジェットスターに代わり発行する搭乗券を指し、すべての規約、条件、通知が含まれます。
「お客様」とは、航空券を所持し、補助犬を同伴して航空機に搭乗する、または搭乗する予定のユーザーを指します。
A. 国内線および国際線を含むすべてのフライト
- Assistance Dogs International(ADI)の会員組織によって発行された証明書
- クイーンズランド州のGuide, Hearing and Assistance Dogs Act(クイーンズランド州法)に基づいて発行された身分証明書
- ジェットスターが発行した許可書
- 承認時にジェットスターが受け入れ可能と判断した根拠となるお客様および補助犬の情報が記載されたもの
1. フライト中は常に、ユーザーまたは同伴のトレーナーが補助犬または訓練中の補助犬候補犬(以下、「補助犬等」という。)に付き添う必要があります。
2. お客様は、次の最新の証明書のいずれかを機内持込手荷物内にとして機内に持ち込み、要求があれば提示する必要があります。
ジェットスター・ジャパン(GK)のフライトでは、厚生労働省令により定められた証明書と補助犬健康管理手帳を提示する必要があります。
3. 補助犬等は、ハーネス、ベスト、コート、またはメダル等を装着し、補助犬等として識別される必要があります。
4. お客様または同伴のトレーナーは、座席に座る必要があります。補助犬等は、ユーザーまたは同伴のトレーナーの隣の座席や膝の上ではなく、ジェットスターが割り当てたスペースの床に座る必要があります。
5. 補助犬等を吸湿マットの上に座らせ、フライト中にマットから移動しないようにする必要があります。安全上の理由から、犬は航空機の座席の脚、シートトラックリング、またはジェットスターが承認したその他のテザーポイントにひもでつなぐ必要があります。ひもは、必要に応じて長さが変えられるものでなくてはなりません。安全上の理由により、犬を首輪から直接つないだり、または搭乗者が装着している航空機のシートベルトにつないだりすることはできません。また、通路や非常口を塞がないようにしてください。
6. お客様は、搭乗中、補助犬等に必要な世話をご自身でしていただく必要があり、補助犬等が原因で発生した他者、機内、または施設への損害に対する全責任を負う必要があります。
7. また、お客様は、ジェットスターおよび政府が課す要件、規制、制限をすべて遵守する必要があります。これには、動物が出発・到着する国、州、地域の入国許可および必要な健康証明書の提出が含まれます。
8. お客様の補助犬等が人身傷害、物的損害、またはその他の損害を引き起こした場合(補助犬もしくは訓練中の補助犬候補犬またはお客様がジェットスターまたは政府の要件、規制、制限に従わなかったことにより、ジェットスターまたはお客様が損害を被った場合を含む)、ジェットスターはかかる損失に対して責任を負わず、お客様はかかる損失、損害、または費用をジェットスターに弁済する必要があります。
9. ジェットスターの不正行為、過失、故意の違法行為に直接起因しない限り、ジェットスターは補助犬等の病気や怪我、死亡について責任を負いません。ジェットスターの不正行為、過失、故意の違法行為に直接起因する場合を除き、入国拒否、体調不良、負傷、死亡、遺棄、その他の理由により、ジェットスターが補助犬等の獣医によるケアや宿泊施設の確保、輸送をする必要がある場合、お客様はジェットスターが負担した獣医によるケア、輸送、宿泊費用に関連する合理的な費用を、ジェットスターに弁済する必要があります。米国への入国が拒否された補助犬に関して、ジェットスターが拒否後72時間以内にかかる補助犬を出発国に輸送する法的義務を負っていることを、お客様は了承するものとします。
10. 米国に輸送する補助犬に関して、お客様が補助犬を遺棄した場合、かかる補助犬は、ジェットスターが責任を負うことなく、地元の動物保護施設または収容施設に引き渡されるか、ジェットスターが適切と判断するその他の方法で取り扱われる場合があります。お客様は、次に関連してジェットスターが被った合理的な費用を、ジェットスターに弁済する必要があります。(1) 遺棄された補助犬のお客様またはお客様の代理人への返却、または (2) 遺棄された補助犬の世話、餌やり、輸送。および、遺棄された補助犬に関連してジェットスターが被ったその他の合理的な費用。
「遺棄」とは以下の場合を指します。
(i) お客様またはお客様の代理人が、ジェットスターまたは規制機関に口頭または書面で明示的に表明した場合
(ii) ジェットスターがお客様への連絡を試みた場合に、24時間以内にお客様が協力または対応しなかった場合
(iii) 米国に犬や猫を安全に輸入するために必要な、米国規制に基づく検査、試験、保管、処置に対して、24時間以内の支払いを拒否した場合
11. 補助犬等には、個別の手荷物許容量は認められていません。
12. お客様または同伴のトレーナー(および補助犬等)は通常、航空機に事前に(他の乗客が航空機に搭乗する前に)搭乗する必要があります。これは、搭乗者と犬の安全と快適性を確保するためであり、キャビンクルーが搭乗者に安全に関する説明を個別に行い(必要な場合)、犬が適切につながれていることを確認する時間を確保するためでもあります。
13. ジェットスターは、航空機、搭乗者、クルーの安全を最優先にしています。ジェットスターでは、機内の人に影響を及ぼし、航空機の安全性に悪影響を及ぼす可能性のある補助犬等を搭乗させることはできません。機長は、補助犬等を旅行日に搭乗させるかどうかについての最終決定を行い、安全のために必要な追加の条件を課す場合があります。ジェットスターは、補助犬等が制御不能、攻撃的、および/または危険行為が認められる状況を含め、航空機の安全を確保するために必要な措置を講じる権利を有します。
14. 補助犬等が航空機の客室内を移動することが承認されており、空港で、または飛行中に犬に問題が生じた場合(客室の安全、スタッフ、一般または搭乗者の安全を損なう、または損なう恐れのある問題を含みますが、これに限定されません)、ジェットスターは今後、その犬が航空機の客室内を移動することを拒否する権利を有します。
B. 国際線
上記の運送約款に加えて、以下の追加の運送条件がジェットスター国際線に搭乗する補助犬に適用されます。
1. 国際線では、運航上の必要性、現地の空港当局の要件、民間航空の安全および/または検疫規制に従って、補助犬の機内搭乗が許可される場合があります。
2. 補助犬のタイへの入国・帰国は許可されていません。タイを除いて、補助犬は通常、ジェットスターが運航する国際線でオーストラリアの国外に旅行することが許可されていますが、予約する前に、関連する国の検疫当局に確認する必要があります。日本、ニュージーランド、米国へのご旅行の場合、旅行前の承認や到着日時の制限など、特定の要件が課されます。
3. すべての海外旅行について、お客様の責任において検疫要件をすべて確実に満たす必要があります。通常、検疫当局への対応はお客様の責任となります。ジェットスターは限定的に関与する場合があり、お客様に情報を求めることにより、お手続きを支援する場合があります。オーストラリア行きの国際線では、補助犬の有効な輸入許可証と、輸入許可証、正式な健康証明書、必要な検査結果の受領を証明するオーストラリア農業・水資源省からの勧告書をジェットスターが受け取り、この情報を確認するまで、ジェットスターは補助犬をオーストラリア行きのフライトに搭乗させることはできません。
4. 国外に旅行する際は、動物の搭乗、乗り継ぎ、入国、予防接種、検疫に関する制限や規制をお客様が確認する必要があります。ほとんどの国に厳しい規制があり、これらの規制に従わない場合、補助犬は数か月間お客様から引き離されるか、最悪の場合は、出発空港に戻されるか安楽死させられる可能性もあります。詳しくは、関連する検疫機関へのお客様による確認が必要となります。
5. 補助犬が合法的に出発国を出国し、到着国への入国許可を得ることができるように、お客様は常に有効な書類(予防接種証明書または入国許可証など)を機内持込手荷物に入れて携帯する必要があります。ジェットスターは、文書が不正確または不十分であった場合を含め、いかなる状況においても、目的地またはその他の到着空港での補助犬の入国拒否に対する責任を負いません。
6. 国外に旅行される場合、お客様は、現地のレストランやホテルなどの公共の場所での犬に関連する慣習や規制を考慮しなければなりません。補助犬がそうした公共の場所への同伴を拒否された場合でも、ジェットスターはいかなる責任または義務も負いません。
7. 航空機が迂回させられた場合、ジェットスターは可能な場合支援しますが、補助犬が目的地、その他の到着空港で、またはオーストラリアに入出国する際に検疫許可が下りなかった場合、ジェットスターは、いかなる状況においても責任を負いません。
8. ジェットスター以外の航空会社の国際線をご利用になる場合、補助犬の輸送については、当該航空会社にご相談いただく必要があります。
9. ジェットスターが運航する国際線では、訓練中の補助犬候補犬のご搭乗はお受けできません。
C. 訓練中の補助犬候補犬
上記の運送約款に加えて、以下の追加の運送条件が承認された訓練中の補助犬候補犬に適用されます。
- 認定前に航空機環境を体験するために旅行する場合、国内便のエコノミークラスを最大2便まで利用できます(例:シドニー - メルボルン間の往復フライト)。この場合、各フライトは3時間を超えてはなりません。また、
- 盲導犬を目的地に送り届ける場合、国内線のエコノミークラスを1便のみ利用できます。訓練プログラムを修了し、各地に配置されるためにユーザーとともに旅行する訓練中の補助犬候補犬は、飛行時間を問わず国内線フライトを利用することができます。
- ADIのメンバー組織によって発行された最新のトレーナーの身分証明書
- クイーンズランド州法に基づいて発行された最新のトレーナーの身分証明書
- 承認時にジェットスターが受け入れ可能と判断したトレーナーの、その他の最新の身分証明情報
- 訓練中の補助犬候補犬に対して、ADIの会員組織によって、またはクイーンズランド州法に基づいて発行された最新の書類で、犬が機内を含む公共交通機関での旅行に適した基準を達成していることを示すもの(例:パブリックアクセステスト)。
1. 訓練中の補助犬候補犬には、次の制限が適用されます。
注:追加のフライトがリクエストされ、それをジェットスターが承認した場合、同伴のトレーナーまたは訓練機関は、自分の席の前にある、補助犬候補犬のための第2の座席と自分の座席の料金を支払う必要があります。
2. ジェットスターが運航する国際線では、訓練中の補助犬候補犬を搭乗させることはできません。また、ビジネスクラスにも搭乗させることはできません。
3. 訓練中の補助犬候補犬が機内に搭乗することを承認された場合、その承認は訓練中の補助犬候補犬としての搭乗のみを承認するものです。犬の訓練と認定が完了すると、犬には補助犬としての新たな承認が必要になります。
4. 同伴のトレーナーは、次の最新の身分証明書のいずれかを機内持込手荷物内に用意し、要求があれば提示する必要があります。
同伴のトレーナーについて:
訓練中の補助犬候補犬について: