活火山から古代木まで、鹿児島は自然愛好家の夢の地

温暖でヤシの木が豊富な鹿児島県は、その天候や威勢のいい文化、また桜島火山を九州のベスビオに見立てることでよくイタリアのナポリと比較される。また、古代杉の森に覆われた屋久島は、アウトドア志向の人たちにとっては死ぬ前にやっておきたいことリストに入るが、この地域唯一の魅力というわけではない。霧島錦江湾国立公園にはハイキングや探索する面白さ、農村部の薩摩半島には温泉と素晴らしい海の景観もある。

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観光スポット: 鹿児島

  • A cut above

    卓越したカッティング

    鮮やかな色と複雑なデザインの薩摩切子は、鹿児島で有名なガラス細工の工芸品。作り方に興味があれば、工場見学(島津薩摩切子 opens in new window)に行ってみよう。隣接するギャラリー兼お土産物屋で訪れた記念として自分用にギフトを買おう。

  • Branch out

    広がる森

    もう一つの島、緑豊かな屋久島は火山島というより原生林で覆われた島。屋久島の杉の木は樹齢数千年、最古のものは約7000年と言われている。当地でのハイキングはおそらく国内随一だが、ほぼ毎日雨が降るのでレインコートや防水ブーツは必須。

  • For the crater glory

    壮観なる噴火口

    鹿児島湾の奥で噴煙を上げている桜島は、今でも1日中噴煙があがっている活火山。島にある3つの岳にハイキングに行くならフェリーで行ける。カルデラには進入禁止だが、噴火を観察することができるスポットはある。また、実物大の恐竜の遊具やアスレチックなどがある桜島自然恐竜公園では子ども達も楽しめるだろう。

  • High and mighty

    神秘的な霧島山

    少し人里離れた所になるが、ハイキングと歴史両方を組み込んだ旅をしたいなら霧島山がいいだろう。霧島は、ニニギノミコト(天孫降臨)が降り立ち、日本の皇帝の歴史を創立したと言われている場所。ここの火山の連なりはとても印象的な地形であり、ハイキングには最適。そしてハイキングで疲れた体を休めるには温泉が一番だ。

  • This spud’s for you

    芋を楽しむ

    九州は焼酎が有名。地元名産の芋焼酎はサツマイモから作られる。ほとんどの日本料理店には置いてあり、玄人風にいくならお湯割りで飲んでみよう。興味があるなら、焼酎の醸造所に見学しに行こう。薩摩酒造(Satsuma Shuzo) opens in new windowでは英語対応のツアーもある。

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空港情報

CBD(中央ビジネス地区)まで 29km
所要時間 約40分
タクシー 約10,000円
高速バス 1,200円、所要時間約50分

鹿児島空港から市内へはバスで移動できる。2社の空港バスがある。所要時間は約50分、1,200円。九州の他地域へ行くバスもある。鹿児島中央駅まではタクシーで約10,000円、所要時間は約40分。

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旅行に適した時期

鹿児島はとにかく雨が多い。春は暖かく湿度が高い、夏は暑く雨が多く、秋は涼しく雨が多い。冬にはまれに雪が舞うこともあるが大抵は雨になってしまうため、傘の携帯は忘れずに。

7月に火山島の周りで行われる国際的なヨットレース、「鹿児島カップ火山めぐりヨットレース」が開催される。また同月には、鹿児島三大行事の一つ「曽我どんの傘焼き」という明らかに風変わりな習慣のお祭りがある。傘をたいまつ代わりに使っていた民話に基づき、少年たちが川のほとりで傘を焼く夏の風物詩。

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移動手段

鹿児島市内を走る2系統の路面電車の料金は一律160円(子ども80円)。シティービューバス opens in new windowは鹿児島中央駅をスタートし、多くの観光スポットを廻る。料金は全コース乗車1回あたり190円(小学生以下は100円)。1日乗車券は600円(小学生以下は300円)で、観光施設の入館料などが割引になるパスポート付き。外国人旅行者には、市電、シティービューバス、その他の市バス、桜島フェリーが乗り放題になり特定の観光地の入場料も安くなるパスがある。1日乗車券は1,000円、2日券は1,500円。

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