歴史ある美しい港町

九州の北西部に位置する長崎は、山々に囲まれ、和と洋の建築様式がおりなす異国情緒あふれる港町だ。被爆都市としても有名で、長崎原爆資料館や平和記念像はこの悲劇を後世に伝えている。

江戸時代、唯一の幕府公認の国際貿易港があったことから、長崎の食文化には和食、洋食、中国料理の要素が混じり合っている。現在でもクルーズ客船が寄港するなど、風光明媚で活気あふれる水辺の拠点として栄えている。

市街地を離れると、複数の島々からなる国立公園があり、緑豊かなビーチリゾートや温泉、そして多様な郡葉を楽しむことができる。その他に、レストランや買い物スポットもある。また、オランダの街並みを再現したテーマパークのハウステンボスがあることでも有名だ。

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観光スポット: 長崎

  • オランダ文化を体感する

    長崎の歴史はオランダの影響を大きく受けている。佐世保市にはオランダの街並みを実物大で再現したテーマパークのハウステンボスがあり、風車や運河、ミュージアムやカフェなどが並び、パーク内に色鮮やかに咲くチューリップは訪れる人を魅了する。また、広大な敷地を彩るイルミネーションも一見の価値がある。接客の多くをロボットに任せる世界初のロボットホテルやフクロウの森、チョコレートハウスなどもある。

  • 平和への祈り

    1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下され、約74,000人が亡くなり、約75,000人が負傷した。長崎原爆資料館では、写真や遺品、生存者の手記などを展示し、当時の惨状を今に伝えている。原爆犠牲者の冥福と平和を願う祈りの空間である長崎平和公園は、長崎市民の平和への願いを象徴する平和記念像や、原爆落下中心碑などが設置されている。

  • 1000万ドルの夜景

    きれいな写真を撮れるフォトスポットとしては、標高333メートルの稲佐山から望む「1000万ドルの夜景」が有名だ。日本三大夜景の一つに数えられる長崎の夜景は、美しい港町の明かりと、港をぐるりと囲む山々が特徴で、山頂からはこの素晴らしい夜景を360度楽しむことができる。ロープウェーで気軽に登れて、夕暮れから日没の時間に行くのがおすすめだ。

  • 端島(軍艦島)

    島の外観が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれる端島は、明治から昭和にかけて海底炭鉱で栄え、最盛期にはおよそ5,000人もの人が島に住んでいた。当時は、アパートや病院、学校などの様々な施設がそろっていたが、1974年に端島炭鉱が閉山すると人々は島を去り無人島となった。時を経て2009年に見学通路が整備されると、一般観光客を対象とする軍艦島上陸ツアーや周遊ツアーが開始された。さらに2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録された。

  • ショッピング

    長崎で買い物を楽しむなら、「浜んまち商店街」の愛称で親しまれる浜町アーケードがおすすめだ。百貨店をはじめ家電量販店やドラッグストア、専門店、レストランなど約700軒が集まる長崎最大のショッピング街で、アーケードには屋根があるので雨の日でも買い物を楽しめる。

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空港情報

CBD(中央ビジネス地区)まで 18km
所要時間 約40分
バス 片道約900円
長崎空港から市街地へは45分から1時間10分ほど(経路により異なる)。
タクシー 約10,000円
高速道路で約35分。

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旅行に適した時期

長崎を訪れるなら4月から5月、または9月から11月がおすすめ。和洋中の魅力が満載の「長崎くんち」や「長崎ランタンフェスティバル」、「チューリップ祭」や「カキ祭り」など季節ごとに様々な祭りが開催されるので、ぜひ訪れてみてはどうだろうか。

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移動手段

長崎市内を巡るならバスや路面電車、タクシーがおすすめ。長崎は坂が多く、自由に移動できるレンタサイクルで観光スポットを見てまわることもできる。

バス
市街や郊外への路線があり、1日に何度でも乗り降りできる1日乗車券がある。通常の乗車券で乗車した分だけの運賃を支払うこともできる。
路面電車
4路線あり、どの路線も1日乗り放題の1日乗車券が利用可能。運賃は距離にかかわらず一律。路線を乗り換える場合は、「のりつぎ券」をもらう。
タクシー
現金払いのみの場合が多いので要注意。

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