豊かな自然に囲まれて、のびのびとした姿を観察できる動物公園から、四国最南端にある国立公園内の水族館、砂浜がキャンバスの世界でも珍しい美術館まで。

高知ならではの自然を生かしたスポットは、広々としたスペースを生かして子どもが自由に遊べるから、親子旅にぴったり。コスパもタイパも◎で、お財布に優しいところもGOOD！

アンパンマンの作者・やなせたかしさんのふるさとで元気いっぱい、旅の思い出をたくさん作りましょう！

やなせたかし記念館には大人も子どもも心温まる展示がいっぱい

やなせたかしさんの想いが詰まった特別な場所「香美市立やなせたかし記念館」には、原画や絵本などここでしか見られない貴重な作品を多数展示。大人も子どもも大興奮で、心温まるストーリーを体感できます。

好きなところから自由にまわって、館内に隠れているアンパンマンと仲間たちを探してみて。絵本の世界を再現したコーナー、アンパンマンやミュージアムの限定グッズが手に入るショップも必見です。

合わせて訪れたいのが、同館から車で30分ほど、無料で楽しめる散策コースの「やなせたかしロード」。道沿いにアンパンマンの仲間たちの石像があちこちに並び、まるでスタンプラリー気分⁉アンパンマンたちを見つけるたびに「次はどこ？」とワクワク感が続きます！

Ⓒやなせたかし
Ⓒやなせたかし／フレーベル館・ＴＭＳ・ＮＴＶ

子どもが夢中に！生き生きとした姿を間近で観察できる動物公園

檻や柵を少なく、できる限り自然に近づけた生態展示の「県立のいち動物公園」。温帯・熱帯の森やジャングルミュージアムなど4つのゾーンにより構成された園内で、動物がのびのびと暮らしています。

ハイライトは土日祝日の13時30分から実施している、アミメキリンが木の葉を食べる様子を間近で見られるお食事タイム！飼育係の解説付きで面白い話も聞けるので、ぜひ時間に合わせて来園を。

他にも、木登りが得意なレッサーパンダをはじめ、約100種・1,200頭の動物を観察できます。ドームから顔を出すとブチハイエナが目の前に！大型の肉食動物ですが、近くで見ると意外と可愛い⁉

アフリカゾーンのトンネルには、「パンどろぼう」で有名な高知在住の絵本作家・柴田ケイコさんのイラストパネルを設置。長さ8mの壮大なパネルに園内の動物がカラフルに描かれ、トンネルが明るく楽しいフォトジェニックな空間に！

世界でここだけ約4kmの砂浜がアート！建物のないユニークな美術館

高知の西南・黒潮町。人口約1万人の小さな町に、美しい砂浜がコンセプトという世界でひとつだけの美術館があります。約4kmに渡る入野の浜の砂浜をキャンバスに見立てた「砂浜美術館」です。

季節に合わせて展開するアートやイベントが盛りだくさん。中でも毎年５月に開催される「Tシャツアート展」は大人気で、作品をプリントしたＴシャツを洗濯物のようにロープに並べます。波が寄せるとＴシャツが砂浜に写り込み、風が吹けば踊り出す…ずらり並んだカラフルなＴシャツがひとつの現代アートに！砂浜に流れ着いた漂流物を作品として展示する「漂流物展」も代表的なアート展のひとつ。

また作品がモチーフのスタンプでオリジナルＴシャツ作りができるワークショップも開催しています。自然とアートを親子で満喫できるなんて最高の贅沢ですね！

足摺岬から深海まで大自然をまるごと再現した水族館でワクワク探検

高知の南端にあり、豊かな自然に囲まれた水族館「足摺海洋館SATOUMI」。山から川、そして海へと到達する自然の流れに沿ったスタイルで、足摺の原生林から展示スタート。約350種・15,000点の高知ならではの生き物と出会えます。

まるで海面を見上げているようなトンネル型の外洋水槽をはじめ、臨場感あふれる展示が続きます。水槽の先に海や空が広がるウミガメの水槽や、ヒトデやナマコに触れながら、間近で観察できる潮だまりの水槽など、子どもがワクワクドキドキ楽しめる仕掛けも満載です。

館内はバリアフリーでベビーカーでの移動もスムーズ。おむつ替えスペースもあり、小さな子どもと一緒でも安心です。高知龍馬空港から少し足を延ばして、足摺岬の観光とセットで訪れるのがお勧め！