太陽と波と砂浜のパラダイス-中華圏で台湾に次ぐ大きさの海南島は豪華なホリデーを求める観光客に人気

中国最南端に位置する最も小さな省が海南省で、中国人にとってはアメリカで人気のバケーションスポット、ハワイのような存在だ。ナシ型をした海南島はビーチ、山々、密林、また年中温和な気候で知られ、中国大陸の富裕層だけでなく、永久凍土をしばし忘れ去りたいロシア人観光客にも人気がある。その主要輸出品目から「ココナツ島」とも呼ばれ、かつては汚職役人たちの流刑地ともなっていた。近年は、「海南島のホノルル」三亜の海辺で進められている高級リゾートやスパの開発、数多くのビーチにマングローブ林、さらにウミガメやサルなどが生息する生態系、またゴルフコース、サーフィンやダイビングのスポット、様々な少数民族に焦点をあてた文化的なアトラクションなどから、僻地というイメージは払拭されている。