クック諸島
南太平洋一の宝石
親しみをこめてザ・クックス(the Cooks)とも呼ばれるクック諸島(Cook Islands)を構成する15の島は、それぞれがユニークな熱帯の楽園です。タヒチ経由で9世紀の終わりにポシネシア人が住み始めたこの諸島は、1770年にキャプテンクック(Captain Cook)に発見され、この船長の名前にちなんでクック諸島と呼ばれるようになりました。イギリス領を経てニュージーランド領となり、島民が投票により自治権を獲得したのは1965年です。
西ヨーロッパに相当する面積の海に広がるクック諸島には、今日は伝統と現代生活が混在しています。岩峰のそびえ立つ山やワイルドなジャングル、どこまでも続く白い砂浜で囲まれたラロトンガ(Rarotonga)は初めて訪れる方には理想的です。二番目に訪問者が多いアイツタキ(Aitutaki)島は世界最大級のサンゴ礁のラグーンに隣接しており、シュノーケリングやダイビングに最適です。人の少ないところを希望される方はアイツ(Atiu)島を訪ねて石灰岩の洞窟やコーヒー農園に行ったり、ブッシュビールを試してポリネシア文化の本髄に触れてみてはいかがでしょう。