新旧のランドマークが点在する多様な都市群‐フィリピン観光のゲートウェイ

面積が広く、メトロポリスともメガロポリスとも呼ばれるメトロ・マニラ(マニラ首都圏)は「国家首都地域」とも呼ばれる。首都マニラを含む16の都市と1つの町で構成され、行政、ビジネス、文化と、この国のほぼすべてのハブとして機能している。ほとんどすべての官庁がここに本部を置き、オフィスを構える企業も多い。ケソン市やマニラの大規模会場で大観衆を前にパフォーマンスを披露した後、地元や海外のスターはどこかの島でひと息つくことになる。国内には他にも国際空港があるが、マニラに隣接するパサイ市(Pasay City)のニノイ・アキノ国際空港(Ninoy Aquino International Airport)が主なゲートウェイとなっている。

都市の境界をはっきりと示すものはなく、知らずに隣の都市に入り込んでいることもあるだろう。しかし、景観がヒントにはなる。首都マニラ市はマニラ湾に面しており、晴天なら見事な夕暮れに出会える。年月を経てはいるが、壮大なギリシャ風円柱のファサードを特徴とする首都ならではの官庁の建物も見られる。一方、マカティ市(Makati City)、特にその中心部の開発はもっと最近で、モダンな建物やコンクリートとガラスの高層ビルが集中している。いずれにせよ、どこに行こうと楽しめるレストランやエンターテインメントのオプションが見つかるだろう。